足元からじんわりと暖かい床暖房を導入しようとしている方は、光熱費がどれくらいかかるのか気になっていることでしょう。そこで、この記事では床暖房の光熱費と光熱費を節約するためのポイントについて詳しく解説します。光熱費がかさむのを気にすることなく床暖房を満喫できるように、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
1.床暖房の光熱費とは？
床暖房には大きく分けて「温水式床暖房」と「電気式床暖房」の2種類があるので、それぞれどのくらいの光熱費がかかるのかをご紹介していきます。
1-1.温水式床暖房
温水式床暖房とは、床下に主にガスを使用して温められた水が循環するマットを設置したものです。この温水式床暖房を毎日10時間使用したとすると、1ヶ月の光熱費は8,000円～9,000円になります。電気式床暖房よりも温水式床暖房の方が光熱費を低く抑えられる特徴があります。
温水式床暖房は光熱費の安さに加えて、温水を介したやわらかな暖かさが人気でしょう。とくに新築時にはこの温水式床暖房を選ぶ人が増えています。
1-2.電気式床暖房
電気式床暖房とは、通電すると発熱する発熱体を床下に敷いたものです。この電気式床暖房を先程と同じく毎日10時間使用したとすると、1か月の光熱費は1万円～1万3,000円になります。
電気式床暖房の方が温水式床暖房よりも光熱費が高くなりますが、電気式床暖房の中には発熱体の種類が細分化されています。電熱線を使用したものは光熱費がかさみやすい一方で、一定温度を超えると自動制御して低温やけどを防止する働きのある、PTCを使用したものは光熱費を抑えられるでしょう。
電気式床暖房はリフォームにぴったりの床暖房ですが、発熱体の種類によってかかる光熱費に差が出るので、比較検討した上で選ぶようにしましょう。
2.床暖房の光熱費を節約するためのポイント
足元からポカポカ暖かい床暖房は家族団らんやくつろぎの空間で使用したいものですが、光熱費がかさむのを気にしているようでは心からリラックスできません。そこで、床暖房の光熱費を節約するために今からでも実践できる5つのポイントをご紹介します。
2-1.床暖房を頻繁に付けたり消したりしない
「エアコンは付けっぱなしの方が光熱費を抑えられる」という話を聞いたことがある方は多いと思いのではないでしょうか。床暖房も同様に頻繁に付けたり消したりするよりも、付けっぱなしにした方が光熱費を節約できます。
温水式であっても電気式であっても、冷えているところに床暖房を付けて暖め始めるタイミングは一番光熱費がかかります。しかし、一度暖まってしまうと光熱費は抑えられるので、短時間だけ消すのであれば付けっぱなしにした方が光熱費の節約につながるのです。
2-2.床暖房を30分前に消す
床暖房は輻射熱によって部屋全体が暖められるので、電源を消した後も暖かさが持続します。そのため、部屋を出る直前ではなく30分前から消すことで暖かさを有効活用しながら光熱費を節約できます。
2-3.床暖房の設定温度を低めにする
床暖房を付けるからといって薄着をしていれば設定温度も高くなって、自ずと光熱費も上がります。光熱費節約のためには、身動きしにくくない程度に適度に着こんで設定温度を低めにしましょう。足元は暖かいので、首や背中を冷やさないように一枚多めに着こむと、低い設定温度でも快適に過ごせます。
2-4.床にカーペットを敷かない
床暖房では床からの伝導熱が輻射熱へと変わっていくので、床にカーペットを敷かないようにしましょう。カーペットを敷いていると、伝導熱が遮られて部屋全体が暖まるまでに時間がかかってしまいます。どうしてもカーペットを敷きたい場合は薄手のもの、あるいは面積の小さいものを選ぶようにしましょう。
2-5.光熱費の料金プランを見直す
温水式床暖房ならガスのプランを、電気式床暖房なら電気のプランを見直すことで、光熱費の節約に繋がる可能性があります。ガスと電気のセットプランもあるので、家庭の光熱費の使用状況に合わせて最適なプランに見直しましょう。とくにずっと同じプランに加入している方は見直すチャンスです。
3.まとめ
毎日10時間使用したとすると温水式床暖房の光熱費は、1か月では8,000円～9,000円になります。同条件で電気式床暖房では1か月1万円～1万3,000円となり、電気式床暖房の方が光熱費は高くなるでしょう。
床暖房の光熱費を節約するためには短時間なら消さずに付けっぱなしにする、直前ではなく30分前に消す、設定温度を低めにするなどの方法があります。光熱費が気になる際には自分に合った方法を取り入れてみましょう。
大阪府箕面市にある「株式会社サニークラフト」では、床暖房をはじめとする住宅設備の施工を行っています。ご相談・お見積もりは無料で承っております。「我が家でも床暖房のリフォームはできる？費用はどれくらい？」「すぐに来てほしいのだけど…」といった方はいらっしゃいませんか。弊社は自社一貫施工、スピード対応をモットーにしていますので、ぜひお気軽に問い合わせください。
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