ガスからオール電化に変える工事の費用はどのくらい?詳しく解説

近年、オール電化を選択する家庭が多くなってきています。オール電化とは、現在、石油やガスなどの燃料を使用しているキッチンや給湯器などの全ての設備の熱源を電気に切り替えることを言います。

石油やガスは火災の危険があることからも、オール電化の需要は高まっているようです。しかし、全ての設備を変更するとなると、かなりの費用がかかってくるのではないかと考える方もいらっしゃるでしょう。そこでこの記事では、オール電化にするのに必要な費用とそのメリット、さらに助成金などについて解説していきます。

1.オール電化に必要な費用

オール電化に変更する工事にかかる費用は、機器本体の費用と、機器を設置するのにかかる費用の二つに分けられます。

一般的に、この二つの料金を合わせてかかる費用は、60〜100万円程度とされています。しかし電化製品とはそれに付随する機能等によっても本体価格は大きく異なってきますし、機器の設置工事を行う業者によっても工事費用は異なるのです。

オール電化に変更する際の基本は、ガスコンロと給湯器をオール電化対応の機器に変更する、具体的には、IHクッキングヒーターとエコキュートを設置することです。またオール電化へ切り替える工事にかかる費用は戸建てかマンションかによっても異なります。

1-1.マンションの場合、中古住宅の場合の費用目安

マンションの場合、工事の費用の相場は、約100万円と言われています。マンションのオール電化では、主にキッチンや浴室のリフォームが必要です。

中古住宅の場合では、約20〜300万円が相場になっています。この場合でも、キッチンや浴室のリフォームがメインですが、設置する機器を選べる幅が大きくなる分、本体価格や工事費が大きく異なってきます。さらに太陽光発電システムを導入すると、上記に加え、工事費にかかる初期投資が高額になる傾向にあることも押さえておきましょう。

2.オール電化とガスの使用ではどちらがお得か

オール電化では、昼間と夜間では使用料金に大きな違いがあります。また、家庭で使用されるガスには、LPガスと都市ガスがあります。オール電化の昼間と夜間、LPガス、都市ガスの4パターンで料金を比較した場合、オール電化の夜間に次いで都市ガスがお得です。

しかし都市ガスを使用する場合、毎月ガス・電気の両方とも基本使用料を払う必要があります。ガス・電気の基本使用料金を合わせると、最低でも毎月1,800〜2,500円程度はかかってきます。しかし、オール電化では、電気使用料に対しての基本料金が1,300円程度のみと、トータルで見た場合にオール電化がお得になるのです。

オール電化にした場合、お湯を沸かすことや、煮物などの調理に時間がかかるような料理は、コストが低くなる夜間に電力を利用し、昼間は保温する程度に工夫して使用すると節約できます。またエコキュートを設置した後は、給湯にかかる料金はガス給湯器で行う場合の約1/5という低コストで行うことが可能です。

具体的には、都市ガス使用時の1ヶ月のガス使用料が約6,000円ほどであった場合、オール電化導入後は約1,000円台で済む計算になります。また、オール電化にすると、ガスの基本料金がかからないので、その分の費用が浮き、都市ガスの基本料金は約900円なので、年間で10,000円ほどの節約が可能です。

3.オール電化のメリット・デメリット

では、オール電化にはどんなメリット・デメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。

3-1.オール電化のメリット

オール電化のメリットは、何といってもガス料金がかからないという点です。リフォーム工事後、全ての熱源が電気に切り替わるので、ガスの基本使用料もかかりません。また、電気代が安くつく夜間に電力を使うことで電気代を節約することもできます。

その他のメリットとして、震災時の対応が早いということも挙げられるでしょう。電気はガスとは違い、復旧までの時間が早かったり、給湯器に溜めておいた水を利用したりすることもできます。そして、電機はガスに比べると火災に対しての安全性が高いということもメリットとして挙げられます。

3-2.オール電化のデメリット

オール電化の最大のデメリットは、昼間の電気代が高くなるということです。オール電化専用の料金プランでは、基本的に深夜の電力を低く設定しているので、その分昼間の電気代が高く設定されています。

その他、オール電化のための設備を設置する際に必要な機器や工事に高額な費用が必要になることがあります。

4.オール電化には補助金や助成金の活用が可能

オール電化へリフォームする際には、地方自治体によっては、補助金又は助成金を交付しているところがあります。防災や環境の面から、今後オール電化は促進されると考えられるため、このような制度が今後さらに普及すると考えられます。

助成金などの交付条件は自治体によって異なるため、オール電化検討の際は、お住いの自治体などに問い合わせてみるのがいいでしょう。

5.まとめ

節約や災害の観点から、オール電化にリフォームされる方が増えてきています。その工事には多額の費用がかかることが懸念されますが、自治体によっては補助金や助成金の交付を行っているところもあります。検討しているという方は、ぜひ一度調べてみてはいかがでしょうか。

「株式会社サニークラフト」では、オール電化の工事を承っております。オール電化の導入を検討されている方や費用などについて気になっていることなどがありましたら、一度「株式会社サニークラフト」にお問合わせくださいませ。

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