気になる浴室乾燥機の電気代と節約術について詳しくご紹介

浴室乾燥機といえば、浴室内や洗濯物を乾燥させる便利な設備ですが、気になるのは電気代ではないでしょうか?一般的に電気代が高いイメージがあるので、いくら便利とはいえ設置に躊躇される方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、浴室乾燥機の電気代や節約術についてご紹介いたします。

1. 浴室乾燥機の電気代は高い?

浴室乾燥機は洗濯物を乾燥させられますし、同時に浴室内の湿気を排除することもできるのでとても便利です。ただしその電気代に関しては、やや高い傾向にあります。仕組みとしてはドライヤーをつけっぱなしにしているようなものですので、そう考えると規模も考慮した上で電気代が高くなってしまうのも当然と言えるでしょう。

また、洗濯乾燥機のほうが電気代は高いと思っている方も多いかもしれませんが、実際には浴室乾燥機のほうが電気代は高いのです。その理由として、浴室乾燥機は浴室内を乾燥させる必要がありますので、非常に多くの電力を使わなければならないというのがまず挙げられます。浴室が広ければ広いほど電力はより多く必要となりますし、洗濯乾燥機よりも乾燥に時間がかかりますので、その結果として電気代が高くなってしまうというわけです。

しかし、それはあくまでも何も考えずにただ使用していた場合に限ります。しっかりとムダを省くことによって、最低限の電気代で使用することは可能です。電気代さえ抑えられれば、室内で洗濯物を乾燥させる手段としてこのうえない設備ですので、電気代を節約する方法を理解したうえで活用するようにしましょう。

2. 電気料金の安い時間を狙って節約

まず、すぐにでも始められる節約術としては、電気料金の安い時間帯を狙うというものになります。契約している電気会社やプランによっても異なりますが、大抵の場合電気代が安い時間帯というものがあります。たとえばオール電化に特化したプランであった場合には、夜間の電気料金が安くなるという仕組みだったりするのです。その場合に、浴室乾燥機を使用するタイミングを電気料金が最も安い時間帯に合わせることによって、結果的に電気代を安く抑えられるということになります。

浴室を普段使用する時間帯が電気料金の安い時間帯というように、場合によっては生活リズムを変更しなければならないかもしれませんが、それほど大きな影響ではないでしょう。それによって浴室乾燥の機能はそのままに、電気代の無駄がなくなるわけですから意味があります。

もしも電気代が安い時間帯がわからないようでしたら、事前に契約している電気会社に問い合わせを行い、安い時間帯の有無と金額差などを確認しておくといいでしょう。仮に現在契約中のプランが安い時間帯のないプランだったとしたら、そういったプランはないのか相談してみるのもいいかもしれません。乾燥機能をこれまでと同じように使用できるのであれば、無駄な電気代が発生しないようにするべきです。

3. 部屋干しとの組み合わせで節約

浴室乾燥機を設置してあるご家庭のほとんどが、浴室乾燥機のみで洗濯物を乾燥させようとしています。もちろん使い方としては間違っているわけではありませんが、電気代節約という観点からすると、非常にもったいない使い方となるのです。一工夫するだけで、浴室乾燥機の電気代は大幅に抑えることが可能となります。

たとえば夏や冬に冷暖房を室内で使用していた場合、洗濯物は室内でもそれなりに早く乾燥します。洗濯が終わった後は一旦部屋干しを行い、1時間などある程度経過したタイミングで浴室乾燥機での乾燥へと移行するだけでいいのです。ひと手間加わってしまうことにはなりますが、それだけで浴室乾燥の稼働が一気に減り、電気代の節約につながるというわけです。

この方法によって浴室乾燥機の稼働時間が1時間短縮されたとして、毎日浴室乾燥機を使用されていた場合に月30時間の稼働削減が実現します。電気代に関しても30時間分が節約されるわけですから、1回で浴室乾燥機を3時間使用していたとすると、10日分の電気代がなくなるという計算となります。そう考えるとかなりの節約になりますので、ぜひ積極的に取り組むようにしましょう。

4. 浴室内を乾燥しやすい状態にすることで節約

浴室乾燥機を使用する際ですが、いくつか気をつけなければならないポイントがあります。たとえば、浴室内の水分です。湿気が無くなった状態で浴室乾燥機を使用する方は多いでしょうが、バスタブ内や浴室内のタイルなどに水分が残ってしまっていても気にされないでしょう。しかし、その水分が浴室乾燥機能の効率低下を引き起こしてしまっているのです。

水分が多いほど乾燥にかかる時間は長くなってしまいますので、浴室乾燥機を使用する際はできるだけ浴室内の水分を取り除くようにすると、乾燥効率も上がり電気代の節約につながります。

また、空気の通り道を作るということも大切です。浴室乾燥機の機能を最大限引き出すためには、完全に浴室を締め切る必要があると思っていませんか?実は若干隙間を作って空気の通り道を確保することで、乾燥効率が向上するのです。

ただし、冬場などは浴室内の温度が下がってしまいますし、梅雨の時期などですとよく室内の湿度が上がるなど、かえって乾燥効率を下げてしまう恐れもあります。そうした影響を受けない範囲で、少し空気の通り道を作るようにするといいでしょう。浴室のドアや窓を1センチメートルほど開けておくだけでも違います。

5. まとめ


浴室乾燥機はたしかに電気代が高額になりやすい設備です。しかし、今回ご紹介した節約術と併用することによって、便利さはそのままに電気代を抑えることが可能となります。ぜひ活用してみてください。

浴室乾燥機の設置をお考えでしたら、「株式会社サニークラフト」にぜひお気軽にお問い合わせください。ご相談やお見積りについては、もちろん無料で対応させていただきます。