給湯器にガスか電気を選ぶかどうかはライフスタイルにより決めるべき!

お湯を作るために用いられる給湯器ですが、動力源の違いによりガス給湯器と電気給湯器があります。ここではガス給湯器と電気給湯器の特徴とメリット・デメリットについて解説していますので、自分たちのライフスタイルに合わせて選択するようにしましょう。

1. ガス給湯器とはどういうものか?

ガス給湯器はガスを使って給湯を行います。以下でガス給湯器の特徴やメリット・デメリットについて紹介します。

1-1. ガスバーナーの熱でお湯を沸かす

ガス給湯器はガスを動力源にしてお湯を沸かせる機器です。蛇口をひねるとすぐにガスバーナーの熱で水道管を通る水を温められ、すぐにお湯を作れます。水が水道管を通る間にお湯になりますので、必要な分だけ使用できます。

1-2. お湯が無くなることが無い

ガス給湯器は水道の蛇口をひねることで、その場でお湯を作ることができますので、お湯が無くなるということは一切ありません。複数箇所で使用をしていたとしても湯切れを起こす心配は一切ないところが、何よりも利点につながります。必要な分だけお湯を使うことが可能だということです。

1-3. 導入コストが安い

給湯器を導入するコストは圧倒的にガス給湯器のほうが安くなります。ガス給湯器は本体だけで構いませんので、そのための工事も含めてさほどかからないのがメリットです。ガス給湯器はタンクが要らないものが多いので、設置するスペースが少なくて済む点も良い点です。

1-4. 寿命が10年程度と短い

ガス給湯器の場合はガスの火で温める部分がどうしても劣化しやすくなるために、寿命が10年程度と短くなってしまいます。導入コストが安かったとしても寿命が短くなるので、すぐに買い替える必要が出てくるということです。

2. 電気給湯器とはどういうものか?

電気給湯器は電気だけを用いて給湯を行います。ここでは電気給湯器の特徴やメリット・デメリットについて紹介します。

2-1. 電気でお湯を沸かす

電気給湯器は電気を動力源にしてお湯を沸かす機器です。電気を用いてヒートポンプを動かしてあらかじめ1日分のお湯を作っておき、それをタンクに蓄える仕組みです。オール電化であれば深夜の安い電力でお湯を作りますので、電力代の節約になります。

2-2. タンクの水が非常用になる

電気給湯器を用いるのであればタンクが必要不可欠になりますが、このタンクが非常用に役に立つことがあります。お湯がタンクに溜まっている状態であれば、何かあった時にそのまま使用可能です。万が一災害に遭った場合に断水していたとしても、タンクの水をそのまま使用できます。

2-3. 寿命がガス給湯器に比べて長い

電気給湯器の場合は15年から20年ぐらい長持ちしやすいことが利点になります。これはガス給湯器に比べても寿命が長いでしょう。たとえ導入コストがかかったとしても、20年ぐらい長持ちできればその間は交換をする必要が無くなります。

2-4. 設置場所の制限を受ける

電気給湯器の場合はできたお湯をタンクに溜める構造になっていますので、タンクの設置場所が大きなポイントになります。お湯を作るユニットとそれを溜めておくタンクを設置するスペースを準備しないといけなくなりますので、設置場所の制限を受けやすいのです。

とくに設置場所の制限を受けやすい集合住宅であれば、ただでさえスペースが限られているところに大きな設備を導入しないといけない点が、ネックになりやすいかもしれません。

3. ご家庭のライフスタイルによってどちらの給湯器にするのかを決めるべき

ガス給湯器を使用するのか電気給湯器を使用するのかというのは、家庭のライフスタイルによって決めるのが一番望ましいでしょう。どちらの給湯器を用いたとしてもお湯を出せるのは間違いないわけですから、自分たちの生活スタイルにマッチしたものを選ぶのがおすすめです。

オール電化にしているのであれば電気給湯器のほうがお得に利用できる可能性が高いでしょう。電気代は高くなりますがガス代が一切かかりませんので、トータルでの光熱費を抑えることが可能です。しかしお湯を多く使ってしまうと湯切れを起こしてしまい、日中にお湯を沸かすということにもなりかねず、かえって光熱費が高くなる点に注意を要します。

給湯システムだけでなく浴室暖房乾燥機や床暖房においてもガスを使用したいのであれば、導入コストを含めてもガスのほうがお得になります。ガス機器を多く利用するのであればすべての機器をガスに統一した方が効率的です。

4. まとめ


ガス給湯器と電気給湯器には一長一短がありますので、もちろん良いところと悪いところがあります。ガス給湯器は導入コストが安く湯切れを起こしにくいでしょうが、寿命が比較的長くありません。それに対して、電気給湯器は寿命が長く非常時にタンクに溜まった水が使えますが、設置場所の制限を受けたりします。

ガス給湯器の導入を検討しているのであれば、「株式会社サニークラフト」までご連絡ください。ガス給湯器だけでなく、浴室暖房乾燥機や床暖房についても取り扱っていますので、ガス機器の導入から工事までトータルでサポートできます。